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第一種衛生管理者を1ヶ月で一発合格をする為の勉強方法。おすすめの参考書も紹介

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「〇〇くん衛生管理者の資格を取って来なさい!」

ある日突然、上司に突然こんな業務命令を下されて慌てている方も多いはず。

悩メン
悩メン

合格率は高いの?

出題範囲はやっぱり多いの?

勉強法は、まず何からすればいいの?

そもそも衛生管理者ってなんなの!!?

って思っている方もいるでしょう。

私も始めは慌てましたが、一ヶ月の勉強猶予と言う非常に短い期間で合格を手にしました。

世間には同じような境遇の方も沢山いると思うので、そんな方の為に衛生管理者試験を一ヶ月で一発合格する為の勉強方法を伝授します。

 

衛生管理者とは

衛生管理者は、職場の安全と衛生を取り締まる役割をします。

例えば社内の健康診断開催の管理であったりとか、有害な物質を取り扱う現場であれば、空気中の濃度計測をして問題ない環境であるか検査したりなど。

裏方の様な作業ですが、会社の環境を保って行くには必要不可欠な存在です。

 

衛生管理者の需要はあるの?

勿論あります!

まず、国家資格という点がポイント高いです。

さらに衛生管理者は企業の規模が大きくなるにつれて選任する人数も増やして行かなければならないのです。

例えば500人の社員がいるだけで3人も衛生管理者が必要になってきます。

50人の会社でも1人は必ず選任が必要ですから、持っておけば転職の際にも有利になるので免許を持っておいて損はないと思います。

 

合格率について

過去4年分の合格率は次の様になっています。

衛生管理者合格率
H28年度は割と低い値となっていますが、過去4年の平均値を見ると53.0%と、2人に1人は受かる程度なのでそこまで難しいものと考えなくて良いと思います。

寧ろ法律としてある程度の規模の会社になったら確実に必要な資格になって来るので、それなりに勉強をしておけば合格出来るラインの難易度になっていると思われます。

 

出題範囲と合格ライン

出題範囲は以下表の様になっています。

出題範囲表

合格ラインへ到達するには二つの条件があります。

  1. それぞれの試験科目(上記5科目)における得点が40%以上であること。
  2. 全科目の合計得点が60%以上であること。

この二つの条件を満たす事で見事合格の道が切り開けるのです。

特に「有害業務に係るもの以外のもの」では7問しか無く、その内から3問正解しなければならないので確実にとっておきたいところです。

そして要注意なのが、全科目40%ずつ取ったとしても合計60%には満たないことです。

ギリギリを狙った勉強法をしていると結構痛い目を見そうなのでしっかりと対策を打ちましょう。

 

出題形式

現在の出題形式は5者択一問題のマークシート方式です。

例えばこんな感じの問題。

問:肝臓の機能として、誤っているものは次のうちどれか。

(1)コレステロールの合成

(2)尿素の合成

(3)乳酸の合成

(4)胆汁の合成

(5)グリコーゲンの合成及び分解

コチラは試験科目「労働生理」で過去に出題された問題です。

ちなみに正解は(3)です。

この他にも下記の様な出題がされます。

出題例
  • 正しいものを選ぶ
  • 誤りを選ぶ
  • 虫食いを埋める
  • 計算問題

基本的には文章の正しいもの(又は誤っているもの)を選ぶ問題が多く頻出され、計算問題は出ても数問しかありません。

勉強する前準備

悩メン
悩メン
なんとなく衛生管理者の内容は分かったけど肝心の勉強法はどうなの!?

って思いますよね。

では、まずは勉強の準備をしましょう。

 

出来れば講習会に参加してみよう

私の場合、最初は特定の会社向けに案内が来る講習会に参加したので、会社から援助があるのであればまず参加してみるのもいいでしょう。

講習会に参加すれば、各社がテストに出る要点をまとめたテキストも貰えたりますし、2~3日間かけて集中して取り組むことも出来るので、まず勉強をし始めるきっかけとしては十分な手助けとなると思います。

そこでまずは講師に勉強法を聴いてみたりするのも一つの手ですね。

まめじぇふ
まめじぇふ
取れと言われたなら会社から講習参加があるか聞いてみては!?

 

参考書の準備

ただ、これを読んでくださっている誰もが講習会に参加できる環境ではないと思います。

そして講習会はあくまで”やる気付け”だと思います。

では、実際に日常生活で勉強する為に私が実際に使用した参考書と、いくつか読み比べてこれが分かりやすかったという二つの参考書を紹介します。

 

第1種衛生管理者集中レッスン

私が合格した後に、書店で7種類ほどの参考書を読み比べてみて一番使い勝手が良さそうだと感じた一冊です。

それぞれ比べてみると全体的な構成がかなり違い、その中でも情報が非常にまとまりがあり、分かりやすいと思ったので紹介します。

暗記系の試験勉強をする参考書選びで一番避けたいものは、説明が長文で書かれているものです。

暗記系では、”ポイントとなる用語を覚える事”が合格への近道です。それなのに長文でダラダラ説明されていたら、

まめじぇふ
まめじぇふ
結局大事な事柄は何なの!?

となってしまいがちです。

このようなの点からコチラの参考書を読んでみて良かった点をまとめると、

参考書の良い所
  • 出来るだけ短い文での説明
  • 表で要点をまとめられ関連付けで覚えられる
  • 図も豊富に使用していてイメージしやすい

特に「労働整理」の科目では人体の構造系の問題が多く、図が無いと非常に覚えづらい内容なので、図解があるのは本当にありがたいです。

まめじぇふ
まめじぇふ
私は直感タイプなので、図での理解する事の方が得意です。なので似たようなタイプの方には特におすすめします。

各科目、要点ごとに非常に分かりやすくまとめられていて、少しの空き時間でも「ここの復習!」って決めて勉強しやすい構成の参考書だと思います。

 

第一種 衛生管理者試験問題集

こちらは私が実際に勉強に活用した試験問題集です。

毎年最新版が発行されており直近の試験問題にも対応できる為、かなり使い勝手が良いと思います。

掲載されている問題は、実際の試験で出題された過去問なので、これ一冊やっておくだけで試験の問題傾向が把握し易く、問題毎・一括り毎に解説が付いているのでこれ一冊でも割と対策は出来てしまいそうな気もします。

そしてこの参考書の最大のポイントは、類似問題を連続で出題する構成になっている為、一度連続で解いてしまうと頭に残りやすい構成になっていることです。

コチラの参考書を実際に使ってみて良かった点をまとめると、

問題集の良い所
  • 全て過去問だから傾向をつかめる
  • 類似問題を繰り返し勉強で頭に残る
  • 1ページ1問で見やすい

 

参考書と問題集を分ける理由は?

私の考えでは、参考書は参考書。問題集は問題集として使うことをお勧めします。

その理由は、参考書の中には解説・問題がどちらも書かれているものもありますが、実際使ってみると、

  • やたら分厚い
  • どちらの情報も中途半端

など使い勝手が良くない印象を受けます。

参考書でまずはみっちり知識を付けて、問題集で叩きのめされたら残りの要点を参考書でさらに補うといった感じで進めれば、最終的に持ち運ぶのは問題集のみを繰り返す。

など自分なりの使い方が選べるので非常に便利です。

 

他の参考書には手を付けない

試験勉強でよくやってしまいがちで失敗するのは、

このテキストは一通り読んだから、他のテキストを買って更に勉強しよう

ってパターンです。

色んな情報に触れてみる事は確かに良いことなのですが、まず短期間で多くの情報を得るのはかなり無理があります。

そして、参考書によって言葉遣いが結構変わり、一度覚えた情報を崩しかねないのでその点でもオススメしません。

更に、あれこれ手を付けると全て中途半端になってしまい、点数が伸び悩むことになりかねません。

そうなってしまうくらいであれば、一度買った参考書を徹底的に覚えることの方が断然効率が良いです!「この傾向の問題が出たら自分は確実に正解だ!」ってものが増えていく方が断然効率的だと思います。

 

勉強1ケ月の流れ

参考書の準備を整えたら、続いて勉強の流れを教えます。

 

過去問に手を付ける

まず初めに手を付けてもらいたいものが過去問です。こちらのURLでは過去の試験問題をまとめています。私も勉強中めっちゃお世話になりました。

第1種衛生管理者 過去問 | 解説 無料

最初の数問だけでもいいので解いてみてください。

クリックしたらすぐに正解が分かるので後々にもめっちゃ使えるサイトですよ。

 

そしてここで体感してほしいのが、問題の傾向がどんなものかを知ってほしいのです。

あくまで、試験に受かるための勉強をしなければいけないので、どんな問題が出るのかも知らず勉強していてもいまいちパッとしない覚え方しかできません。

問題の傾向を知っておけば、「このキーワードは覚えた方がいいな」とか、何となく想像もしやすくなるので必ず最初に見ておきましょう。

 

参考書を読む

問題の傾向がつかめたら参考書を読んでいきましょう。

勿論ここで「参考書全部を覚えろ!」なんてことは言いません。

出来る人はやってもらっても構いませんが、どの問題も始めはとっつきにくいと思います。

なので、どんな内容の物があるのか程度でパラパラ読んでみてください。

そして覚えやすそうな科目があればそこからとりかかっていきましょう。

私が特に覚えやすいと感じたのは「労働生理」の科目です。

人体構造についての問題が多く、図での理解もしやすいため結構とっつき易い内容であると思います。

ちなみに私が最初に覚えた順番は以下です。

point!

  1. 労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの)
  2. 関係法令(有害業務に係るもの以外のもの)
  3. 労働生理
  4. 関係法令(有害業務に係るもの)
  5. 労働衛生(有害業務に係るもの)

やはり”有害業務に係るもの”は第一種になると追加される項目なだけあって、専門的な化学物質や用語が出てきてかなり覚えるのに苦労しました。

そして関係法令、労働衛生では”有害業務に係るもの”と、”有害業務に係るもの以外のもの”で関連性のあるキーワードが豊富にあるので、割と覚えやすい”有害業務に係るもの以外のもの”から勉強しておくと

まめじぇふ
まめじぇふ
なんかこの内容前やった覚えがある

ってなることが多々あるので先に”有害業務に係るもの以外のもの”を勉強しておくことをお勧めします。

 

問題集を解く

参考書である程度の知識を付けたら問題集に移ってみましょう。「第一種 衛生管理者試験問題集」では過去一回分毎!ではなく、項目毎で問題が分けられているので、割と同じ内容の問題を連続で解くこととなります。

これより、何回も出ているものは頻出問題となるので、より問題の傾向をつかめます。

さらに解答・解説もすぐにわかる為、その場での復習が出来、かなり効率よく問題を覚えられます。

 

あとは繰り返し

問題集を解いて解説読んでも曖昧なところは、もう一度参考書を読んでキーワードを理解したらもう一度問題集。

といった形で参考書⇔問題集の反復学習でどんどん覚えていきましょう。

そしてある程度自信が付いたら、過去2,3回分を実践してみましょう。

第1種衛生管理者 過去問 | 解説 無料

過去1回分をやればどこが弱いのか把握出来るので、定期的にチャレンジしてみましょう。

これを何度も繰り返していき確実に解ける問題を増やしていき、正解率を上げていきましょう。

 

ドッグイヤー・チェック付け勉強法

私が実際に実践していた勉強方法を二つ紹介します。

それはドッグイヤー勉強法、とチェック付け勉強法です。

ドッグイヤー勉強法

参考書、問題集共に割と本の厚みがあるんですよね。なので毎度やりたい問題を目次を引用しているとめっちゃ面倒ですよね。

なので、一個でも躓く箇所があったページは、ページの端っこを折り曲げておけば

隙間時間で勉強する時とか「ここやればいっか」と言った具合に手軽に分からないところを勉強できます。

更にふせんを活用出来る方は、ふせんに項目名を書いて貼っておけば、よりページが分かりやすくなって効率良いです。

 

チェック付け勉強法

こっちの方が大事かなと思います。

用意するものは”赤ペン”一本です。勿論他の色でも構いませんが。

問題集をやっているときに、答えがすんなり分かる問題と、悩んだ末どうにか正解した問題とか色々躓く点があると思います。

そこで!自分の問題に対する傾向をまるわかりにするために問題の横に3つチェックマークを付けていきましょう!

point!

  • 〇・・・すんなり正解
  • △・・・悩んだ末に正解
  • ✖・・・間違えた問題

これを問題を解く度に結果を隅っこにチェックしておけば、自分は何が得意で、不得意なのかが一目でわかります。

✖や△の数が多ければ終盤はその項目を重点的に勉強すればいいですし、〇の数が増えればそれだけ正解率も高く自信が付きます。

ひと手間と思う方もいると思う方もいると思いますが、後々に効果が出てくると思うので是非実践してみてください。

 

ポイントやキーワード

衛生管理者の問題の中で特にひっかけ問題で出るポイント、キーワードを一部紹介します。

これが出たら注意してみてみると良いかも!

 

数値に注目

例えば、”電気の照度lx(ルクス)”とか、”設備の定期自主検査の期間”など年数の数値が変更されて出題されることは多々あります。

”何年に一回”など数値が出たら覚えるようにすると良いでしょう。

 

用語に注目

例えば「有機物による健康障害」では、カドミウムは犬歯・門歯の黄色環が障害としてあります。一つの単語としてみるとかなり覚えづらいですが、他には出てこない用語でもあるので、逆にそこを利用して自分で語呂などを考えて覚えるのも一つの手です。

更に、各科目でよく使用される用語もあるので、「どこか他でも出てたな」と感じたら赤ペンなどでチェックをしておきましょう。

 

問題集で似通ったものに注目

問題集をこなしていくと、「この問題一緒やん!」ってなることが多々あります。

と言うことはそれだけ同じ問題が使いまわされているということです。

つまり、連続された類似問題は高い確率で出題されるので覚えておいて得しかありません。

確実に点が取れるよう反復学習しましょう。

 

勉強時間は1日2~3時間

私の体感的に1日の勉強時間は大体2~3時間でした。

毎日2時間ずつ勉強したとしても1か月で60時間勉強している計算です。

勿論勉強しなかった日もあるので、私は実質これより少ない勉強時間だったと思います。

しかし、覚える力は人それぞれなので、これだけ勉強したら確実に合格できるなんてことは言いません。自分の力量に合った勉強時間を設定してみて実践してみてください。

あと、毎日継続的に勉強することはかなり大事です。途中数日勉強しない期間があると、「再び勉強しよう!」という気持ちがなかなか入らなくなってしまう為、サボりは禁物です。

 

集中力が持たない方へ

どうしても勉強に集中出来ない方は思い切って環境を変えてみましょう。

いくつかの方法をまとめたので参考にどうぞ。

勉強しない人が集中する為の方法10ステップ!どうもまめじぇふ(@jefflymame)です。 試験勉強をしないといけないのに勉強すること自体久しぶりだし、全然集中できない。 ...

 

まとめ

最後にこれまでのポイントをまとめます。

point!

  • 参考書・問題集を用意
  • チェック用のペンを用意
  • 他の参考書はやらない
  • ポイントとなる数値、用語は見逃さない
  • 一日2~3時間継続的に勉強する(たまには息抜きも大事)
  • ドッグイヤー勉強法
  • チェック付け勉強法

これらは全て1か月の間で私が実践してみた方法です。これ以外の事は何もしていません。

正直あとはどれだけ勉強時間に費やせるかだけだと思うので、根気よくチャレンジしていきましょう。

ちなみに私が受けた際は出題内容がガラっと変わりかなり焦りましたが、それまで勉強したことの応用でその場の自己採点で70%程度はありました。

そして合格へ。

結果として合格することが大切なので、今回のポイントを踏まえて更に自分なりの勉強法を編み出して合格への切符をつかみ取りましょう!

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POSTED COMMENT

  1. しょ より:

    500人なら2人じゃなかったでしたっけ?

    • mamejeff より:

      コメントありがとうございます。
      500人以下で2人以上
      500人以上で3人なのでちょうど境目でわかりづらかったですね。すみませんでした

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